Ver.6 骨まで待てない！
2008.2.15-17 in 阿佐ヶ谷シアターシャイン
STORY
舞台はとある火葬場の待合室。亡くなった祖父が荼毘に伏されてる真っ最中。
そこに集まるは一癖も二癖もある親戚達。
それぞれにそれぞれの事情があり、
同時進行で様々なアクシデントが巻き起こる。
喪服に萌えてはおなごを押し倒す男あり、
パンストかぶってレスラーマスクかぶる男あり、
離婚届けをつきるける妻に、つきつけられる夫、
パンツをかぶるは祖父の幽霊？
過去の恋愛事情も絡まって、
シュールにけれどドタバタなシチュエーションコメディ。
「ワシ、只今燃焼中。・・・ちょっとは偲んでよぅ。」
CAST
千枝／今泉直（Island）昭／高橋幹
良雄／大野諭
毅／渡部和宏（TEAM F.I.P System）
茂／芹川翔
可奈／黒川純（TEAM F.I.P System）
治子／鳥原まゆる（THE TRICKTOPS）
美幸／菅野睦子（Island）
祐介／大野徹
瞳／ケイ（Buddy system）
敏政／Vem
武司／沼田雄樹
STAFF
脚本・演出／湯気舞台美術／渡辺大輔
舞台製作／松澤紀昭
照明／外川千代
音響／山田尚古
衣装／利根川散歩道
メイク／まつだこずえ
小道具／LED飯川
宣伝美術／まつりか
制作／松田梢
舞台監督／大野諭
COMMENT
そんなわけで。久しぶりのメッテルニッヒ日常芝居でしたｗ
ここのところは、踊ったり、
殺陣ったりが多かった感じでしたが、
ちょっと変わってシチュエーションコメディ。
しかも舞台は火葬場。
衣装全員喪服。
通しん時には稽古場全体がリアルに待合室ぽかったです（笑）
そんなこんなの第六回公演でした☆
メッテル初参加の客演さんも多く、
色々と四苦八苦もありつつも、
稽古日数もいつもより一ヶ月少なかったのかな？
１２月にはIslandさんの公演もあり、
その公演に出ていっらしゃる客演さんが５人いたので、
新年にようやく全員揃って本稽古開始と相成りました。
ちなみにそれまでは少人数でひたすら
ビリーズブートキャンプをやっていたとか、
いなかったとか・・・いや、やってました（笑）
あと太極拳とかね。
今回は舞台装置の製作を初めて外部にお願いし、
またかなりしっかり作りこんだ舞台装置だったので、
シチュエーションコメディで大事な
「シチュエーション」を際立たせてくれたのではないかと 思います。
ちなみに壁には、○○タクシーの電話番号が
書かれたチラシが貼られていたのですが、
こっそり、飯川アフロと、島田美鈴嬢のリアル携帯番号が書かれてました（笑）
ええ、本人らには事後報告でｗ
ちなみに下手側で、武司やら美幸やらが隠れていたソファー。
あれは島田家のソファーでしたｗｗｗ
なかなかすわり心地もより、本番前のアップ時にはよく客演のケイさんと、
沼田くんの「キャシーコント」が繰り広げられていました（笑）
キャシーコントは、おそらくはキャバクラにつとめるキャシー（ケイさん）の元に、
通いつめてるIT社長（沼田くん）のコントだったのではないかと。
詳細は不明。
キャシーは多分フィリピンの方で。
「シャチョさん、シャチョさん」とよく聞こえておりましたｗｗｗ
今回は現在・過去・未来のシーンが、
入れ替わって話が進んだりと、
ちょっと変わったつくりになっていて、
そのため転換がとても多く、
そのたびに音楽に合わせて人がハケて人がインしてくるのですが。
そのソファーの裏も転換時にはおおらわ（笑）
ソファー裏の壁には穴が空いていて
そこから出入りができるようになっており、
転換時には千枝役の今泉嬢がそこから現れ
「何分前」とか書かれた看板を出しに現れたり、
舞台上にあったお茶お菓子セットが運び込まれたり、扇風機が出てきたりと・・・。
うん、てか転換は本当に大変だった（￣▽￣；；；
稽古中も、本番中もなにかしら起こってたし（笑）
机がお茶で水びたしとか・・・
良雄がかぶるはずのパンストが舞台の下に落ちちゃうとか。
拾ってくれた、パレット後輩のO君にはめちゃ感謝しつつ。。。
ん。これは転換中ではないか。
そうそう！ 本番中に良雄がかぶらなきゃいけないマスクを幕裏に忘れてきて、
困った良雄が幕裏まで取りにくるという惨事がございました・・・。
突如開くはずのないふすまが開き、
そこで待機していたあたしを含め、毅役だった渡部さん共に絶句。
ぎゃーΣ（￣□￣；；；
いや、目の前にお客さんがいらっさいましたよ。
普通に控えてましたよ、のほほんと。
とほほん
待機中も油断は禁物。にんにん。
そんなこんなで。
転換は音に合わせて動いていて、
なおかつシーンによって自分がはける拍数も場所も違うので、
本当に四苦八苦でした（≧○≦）
もともとカウントとか苦手なんだから～あーうー・・・と嘆きつつ、
奮闘しておりました。
みんなで自分が何カウント目で入るのかを確認しあってました（笑）
個人的にはシチュエーションコメディというのが本当に久しぶりで、
日常芝居で家族を持つということの温かさを知った公演でもありました。
芝居とは「虚」であり、けれどそこに生まれるものは「実」であったりして。
普段は後輩や、劇団の仲間だったりするはずなのに、
確かにその瞬間は家族がそこにありました。
登場人物の皆が親戚関係ということもあり、
非常に温かで和やかなものを感じることが多かった公演でした。
色々。
ホントに色々とありつつも、
素敵な客演さん、スタッフさんにも恵まれ、出会いに感謝しつつ、
非常にメッテルニッヒとしても勉強となった公演でした。
余談ですが。
こっそり、今回はリアル兄弟参加がありました。
うちの主宰大野諭氏と、登録議員の大野徹氏はリアル兄弟ｗ
劇場入り中、制作の梢嬢と３人でラーメンを食べに行って、
主宰の知られざる素顔に触れられたのは、
なにげにかーなり楽しかったですｗｗｗ
Comment By 幹。
